寒い車の中で

家の駐車場で
エンジン掛けず
ジャンバーと毛布にくるまって
泣き止むのを待っています。
なのに次から次と涙が溢れて止まらない。

私は、ダンナに

明日は、佐野先生と連弾の練習で千曲市のお家にお邪魔してくる。

と言いたかったのに

明日は、佐野先生と…まで言ったら

ああ連弾ね。。と言われた。

最後まで聞かないでなんでそういう事言うの?

佐野先生と何?

と言うので、お家にお邪魔してくる。

という会話。


佐野先生と何?って言う前に、ごめんの一言あってもいいじゃないの。

佐野先生のお母様は、ダンナが指揮振る合唱団のメンバーだから、次の練習の時にちゃんとお邪魔したことを知っていてもらいたかったのに。

私が鬱モードになっているというのに、息子とアニメの事で会話するから、本当に情けなくなって家を飛び出して、車の中でクールダウン中。

気持ちが健康じゃない時は、こんなことでも大きな引き金になってしまう。

だからダンナは私と会話するのが面倒くさいのか、やっかいに感じているのか…
ほとんど会話しない。

さっき、息子が車にきて、どうしたの?大丈夫?
お父さんが話最後まで聞かなかったから?
お父さんも疲れてるから、いっぱいになっちゃってるんだよ。
それもわかってあげて。
俺からもちゃんと伝えているからさ。

まるで保育園の先生みたいに仲介役になってしまった息子…
本当にごめん。こんな心配まで掛けて…

それも更に切なくて涙が止まらない。

寒い…
身体が冷えてきた。
エンジンかけたいけど
近所の手前かけられない。

家に入りたくないな。
ダンナが寝るまで
入りたくないな。